第10日目(9/7) ヤンキースタジアム・美女と野獣

NYには来ないでオーランドから東京に帰るはずだった弟がNYに来たのはヤンキースの
試合が見たいというだけの理由でした。でも、東京にいるときはチケットがすべて売り切れ。
彼は「スタジアムに行ってもどうせ当日券もないよ」と冷たく他の予定を立てる私と母に
涙目で抗議をし、とにかく今日早起きしてスタジアムまでダメもとで行くことになっていました。

が、早起きはスタジアム目的だったため私も母もぐうたら寝てしまい、もともと朝が苦手な弟も
バッチリ寝過ごし、7時起床予定が目覚めたのは8時。その時点で弟はすでに半泣きです。
それでもどうしてもと言うので、しょうがなくスタジアムに行くことになったのですが、
これまた地下鉄の乗り換えがよくわかんなくて、間違ったのに乗ってしまい、さらにタイムロス。
完全にヤンキース戦に暗雲が立ちこめ、弟は過去に見たことないほど無口になってしまいました。(笑)

到着後、とりあえず記念撮影だけしようとスタジアムをぐるっと回りました。
選手の乗ったバスが入るゲート(たぶん)が偶然開いていて、撮れた写真。
日本でも野球場に行ったことのない私はあまりの大きさに圧倒されました。

さて、じゃあチケット売り場で当日券もないことを確認して、昨日乗れなかった
自由の女神行きの船に乗りに行くぞー、とスタジアムの反対方向へ。
たくさんのヤンキースファンがヤンキースファッションで身をかためてたむろってました。
ヤンキースタジアムはNYっ子の聖地と言うけど本当にそんな感じ。
・・・とか感慨にふけっていたらアッサリ当日券がとれてしまいました。ガーン!
野球興味ないし。日焼けするし。ヤダなぁ〜。他見たいとこいっぱいあるのに・・・。

チケットが取れて浮かれまくった弟は立ち並ぶ
ヤンキースショップで松井の名前の入ったTシャツを購入。
その場で着替えてました。

私も日焼け対策にしぶしぶキャップを購入。
でもせめてピンクのかわいいやつをチョイス。
上の写真は観客の入るゲート。なんか素っ気ないのね。

レジの横に立つ松井人形。容赦なく似ています。
しっかしスポーツってチケット代よりグッズで稼いでるね。
だってほんと9割方チームのユニフォーム着てるもん。

スタジアムの外観です。たくさんの屋台が並び、
ヤンキースグッズを売る店もあります。コレ本物かなぁ?
左の写真の公式ショップと扱っている商品がけっこう違うんだよね〜。

席は外野の上の方でした。すごい急勾配で席が並んでて怖い。
足プラプラして高さを表現した写真を撮ってみました。
ちょっちわかりづらいか・・・。

アメリカ国家が流れると、帽子をとり右手を心臓の上に
置くのがならわしだと隣のお兄ちゃんが教えてくれました。
でも、日本人は似合いません。ニヤけた弟の表情がウケます。
この日はものっすごく暑くて日差しもメチャ強かったので、長袖のシャツを
着こんで、(とゆうか頭からかぶって)いたら上の写真のお兄ちゃんに「寒いの?」
って聞かれました。日焼けしたくないから、って言いたかったけど、よくわかんないので
「寒くない。暑い。」って答えたらヘンな顔されました。はぁ、英語・・・。

最初は全然嬉しくなかったヤンキース戦野球観戦でしたが、野球の試合を本当に楽しむ
現地の人々の雰囲気がすごく面白くて、全然飽きませんでした。来てよかったなぁ。
日本と違って、応援席にはどっちのチームのファンもごちゃまぜに座っていて、
ガイドブックに書いてあるとおり野次の飛ばしあいでした。おもろい!

上のお兄ちゃんは対戦チームのレッドソックスのファンで、今日の試合のために
ボストンから4時間かけてやってきたそうです。気合い入ってるね〜。
そんな彼にママは「ヤンキースのファンなの?」と大バカな質問をし、
それを小耳にはさんだ前の席のオバチャンがくるりと振り向きこう言いました。
「違うでしょ!赤いのマークのを着てるひとは悪いひとよ!」・・・はあ、すんません。

その後、彼に「ヤンキースのファンなの?」と聞かれ、弟が「ううん、松井のファン」
と答えたらじゃあ仲良くしようということになりました。(笑)

この写真、縮小してるのでわからないのですが、
撮ったままピクセル等倍で見てみると →→→

バッターボックスに立っているのは55番、松井です!
弟は松井がNYで試合してるのを見たかったので大興奮。
結局この日は、松井は2ベースヒットを打ち、私たちを大いに喜ばせてくれました。
しかも、3-1でヤンキースの勝利!RED SOXファンの人は一瞬本気でがっくり来てましたが
そのあとまわりの敵チームファンとも握手したりして、気持ちよく終了。
アメリカの野球っておもしろいなぁ。

前の席に座っていたRED SOXの熱狂的ファンのおっちゃん。
ヤンキースの応援が盛り上がってくるとこのような挑発行為をし、
ヤンキースファンもブーイングで答えるという一種の「ごっこ」です。

私達の超カタコト英語に根気よく付き合ってくれた彼の
名前はJHONでした。せっかくなので試合後に記念撮影。
どうもありがとう!楽しかったよ!
思ってもみなかったサイコーの野球観戦を楽しんだ後、私たちは夜のミュージカル観戦、
じゃなかった、観劇へ。今日の舞台は「美女と野獣」。私、日本でも見てないの。
アメリカへ出発する直前にアニメDVDと日本語CD借りてきて予習もバッチリ。
他の舞台は8:00開演ですが今日は6:30開演。いい時間です。8時からってちょっと遅すぎるよね。

劇場前でパチリ。
見たことない舞台はわくわくします。
予約票と身分証明書を準備してっと。

なんと!今日は最前列のどセンター席です。
日本からネット予約(定価で)したら取れたの。すごーい。
現地の人は定価で買うひとほとんどいないらしいけど。
さあ、最前列センターの証拠写真も撮ったし開演まであと5分!というときに事件が起きました。
なんと私たちの席の目の前のくぼみからにょきっと出てきたオジサンが話しかけてきたのです。
「くぼみ」というのはオーケストラピットのことなのですが、一瞬なんか怒られたのかと思いました。
が!よ〜く聞いてみると彼はこんなことを言っているのです。

「今日、ヤンキースタジアムにいたでしょ?」
・・・え。いたけど・・・。なにこのひと。占い師?いえいえ、違いました。彼はこう言ったのです。
「僕ねぇ、君たちの2列後ろに座ってたんだよね」
ウソーッ!みたいな・・・。こんな偶然ってすごい。
彼も微妙に興奮気味だったらしく、ピットの中にいる楽器の演奏者たちにも、さかんに
「今日見に行った試合で見かけたヤツが客席にいるぜ」的なこと話していました。

ってゆうか彼の手元には白い棒が。指揮者かよ!と心の中でミムラ調につっこんだあと、
こんな偶然で指揮者とおしゃべりできるなんてすごいラッキーだ!と思い、思い切って彼に
「私は日本のミュージカル俳優です。レ・ミゼラブルに出ました」と話しかけ(てもらい)ました。
彼の返事は→「へえ!そう!すごいね!で、今日の試合すごかったよね!

・・・・・このおじさん野球大好きすぎ。野球以外の話題は一切受け付けず。(涙)

舞台終了後、写真を一緒にとってもらいました。
ちなみに指揮者さんと弟のこのポーズは野球のバット。
しかもこのポーズをしようと立案したのは指揮者さんです。
どこにでもお調子者っているんですね。 →→

というか6:30開演なのに1時からの野球の試合見に行くなよ、
とちらりと思ってしまいました。だってこの人、試合延長したら
舞台の仕事より野球観戦とりそうだもん・・・。
今日は馬車を見かけました。↑道路交通法はどうなってるの?
舞台はとっても華やかな衣装と装置で単純に楽しめました。
ベル役の女優さんもとってもきれいでイメージぴったり。
ガストンもアニメのイメージ通りでした。
そして野獣も本当にイメージ通りで、すごくよかっ・・・たんですけども。
同じ役者さんがモトに戻った王子を演じてるのがチョット。。。
だってぇ。なんかごついってゆうかでかいってゆうか、王子なのに首とか腿とか太すぎるよ。
一観客女子として言わせて、もうちょと細くて若い王子様の方がいいなぁー。と。
そんな感じでした。でもおもしろかったよ。冷房寒くて死にそうになったけど。

あー、今日は充実しまくってたなぁ。
おかげで日記が長くなっちゃった。ごめんね。







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