第9日目(9/6) オーランドからNYへ・グランドゼロ・ライオンキング

今日は5:30起き。激眠い。昨日死ぬ思いをしてムリヤリ詰め込んだ重たい荷物を引きずって
ディズニーワールドをあとにしました。WDWサヨラ!(←「ナ」にアクセントつけてね)
11:00にニューアーク空港着。激安券だからかなのか、ケネディー空港ではないのです。
ニューアークはニューヨーク州ではなく、ニュージャージー州です。ここから列車でNY市内へ。

NYペンシルバニア・ステーションの地下ホームから、地上へあがると・・・。
そこは映画で見たマンハッタンの摩天楼が!って摩天楼ってよくわからない言葉だけど、
ああ、これは摩天楼っぽい!と納得の大都会でした。私も東京のど真ん中に住んでるけど
でも、全然違う雰囲気。最初の一歩でNYの雰囲気に圧倒されました。弟も無意味に興奮!

NYペン・ステーションの地下鉄ホーム。
荷物のせいでよれよれになってます。

地下から出たそのままを撮った写真。
32丁目の看板のひかり具合がNYっぽい。
ペン・ステーションの真向かいすぐのところが私たちの泊るホテルです。けっこう立派。
と思ったら、フロントが行列のできるラーメン屋のようになってます。どう見てもスタッフが足りてない。
数十分並んでやっとチェック・インと思ったら日本でネットから申し込んであったのに、部屋の予約が
入っていないという大トラブル発生!日本と現地の旅行会社両方に連絡もつかず、事情をカタコトの英語で
話すと(←母がですけどね)、取りあえず部屋に入れてくれました。なんかNY生活の最初にケチがついた感。
すっごい安ホテルなので部屋もイマイチだなぁ〜。広さと場所はすごくいいんだけどねぇ。
そんなこんなで1時間以上をムダにしたあと、とにかく観光にでかけました。


マジソン・スクエア・ガーデンはペン・ステーションの
いわゆる駅ビルでした。外見は大きいだけの普通のビル。

マンハッタン島の南端まで地下鉄で。船の時間に間に合わず
自由の女神は遠くから見ることに。小さっ!
いわゆるNYというのはマンハッタン島のことをさすことが多いのですが、今回の私たちの観光も
完全にマンハッタン島の中だけの活動になる予定。私たちが泊っているのは半島の真ん中へん。
南端に行くと自由の女神が見れます。地下鉄で移動して、自由の女神を遠目で見たあと、
北方向に徒歩10分程度のところにあるグランド・ゼロへ。

NYで一番古いカトリック教会のトリニティー教会
いかにも威厳ある感じの建物でした。

教会のすぐそばにあるイサム・ノグチのモニュメント。
ここから西を向くとすぐグランド・ゼロが。
まっすぐに立ち並んだビルの間を歩き、目印のトリニティー教会を過ぎ、イサム・ノグチの
モニュメントをまで来ました。そして西側を向くと突然の「青空」。
ぎっしりと埋め尽くされたビルの谷間に出現した突然の広い空間は異様な感じでした。
ここに来た瞬間、いくら自分に実際にあった出来事だと言い聞かせても「テレビの中のおはなし」の域を
出ていなかったテロ事件がいっきに自分の中で「現実」に変わったのがわかりました。
テレビってこわい。わかった「つもり」、知ってる「つもり」にすぐになってしまう。

フェンスに囲まれたグランド・ゼロ。

なにもない広い青空。

フェンスの中には一般人ははいれません。
記念撮影はどうかとも思ったのですが、自分がここに実際に来たということを
記録しておきたくて、写真を撮りました。かなしい気分の撮影でした。
ホームレスのおじさんが錆びかけたフルートで哀しいメロディーを吹き始めると
涙を流しているひともいました。

フェンスにはテロに関するパネルがたくさん。
これは事件を上空から撮影したもの。

救助活動を撮影したもの。
英語が読めないのが悔しい。

事件から二年。
本当にたくさんの人が訪れています。

フェンスの中は大きくへこんでいて、
下の方はほとんど見えません。

ビルの瓦礫から出てきた十字架型に残った骨組み。
グランド・ゼロの中に建てられています。

The human spirit is noto measured by the size
of the act, but by the size of the heart.

これは西の方のビルの上からグランド・ゼロを撮影
したもの。上からじゃないと中の様子は見えないのです。

上の私が写っている門の写真の奥にこれがありました。
この建物は警察の方の休憩所でしょうか。


事件をまとめた冊子が路上で売られていました。
こうやってグランド・セロが「観光地」になっていくことに不快感を覚えるひとも
いるかも知れません。けれど私はそれは決して悪いことではないと思っています。
観光気分で浮かれてここへやってきた人も、実際にこの場にたって自分の目で見れば
絶対になにかを感じ、なにかを考え始めるはずだからです。
私と同じ日にここを訪れたすべての人の表情がそれを物語っていたと思います。
いま私が立っているこの場で何千人もの命が奪われて、何万人もの涙が流されました。
それに連鎖してさらに何万人もの罪のない命が奪われようとしています。
ここで亡くなった人々はまぎれもない被害者だけども「アメリカ」は本当に被害者なのか?
私にはわからないです。
けれどもこの事件と、今世界で起こっていることに目をそむけてはいけないと思いました。

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そう思いながらホテルに帰ってひとやすみ。夜は待望のミュージカル観劇です。
今日はライオンキング
カンタンに感想をまとめると、正直日本とそんなにレベルかわらん。ってことです。
若干振り付けが違う箇所があったりしましたが、ダンスの迫力や歌のうまさは日本も負けてないです。
セリフでの芝居のときに笑いの回数が日本よりもあきらかに多いのはお国柄でしょう。
これは他の舞台でも思ったことでした。英語がわかれば楽しめるのになぁ。
それと、黒人の役者がすごく多くて、アフリカを舞台としているだけに説得力は増していました。
それにしてもライオンキングは素晴らしい演出ですね。
あのお面と役者の顔の両方を使う「ダブルフェイス」という手法は日本の能を参考にしているらしいです。

こっちの舞台は開演が遅く、終わるとほとんど深夜に近い時間。
遅くまでやっているデリに適当に入ってバイキング料理をテイクアウト。
はっきり言って味はイマイチ。でも久々の野菜が嬉しい。生き返るぅ〜。

ライオン・キングの劇場の看板です。
この日、あんまり夜は写真撮らなかったんだよねぇ。

劇場の外にはウケ狙いとしか思えないリムジンが
たくさん並んでいました。長っ!!







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